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Luna di miele No.1 天国に睡眠はない

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南野 尚紀 

 フィレンツェに4月に住む予定だったんだけど、手続きや語学の関係で、5月に伸びてしまったので、しばらくは湘南の江ノ島の近くに住むことになった。

 フィレンツェに住んでいる時も意識していたのだけど、自然に触れること、運動することは、執筆する上でも重要なので、湘南に来てからも継続している。

 プールにも行っているけど、僕がよくやっているのは、朝、夜の江ノ島海岸の散歩だ。

 朝、起きて、歯を磨いて、お茶を淹れて飲んでから、外に出る。

 朝焼けがキレイな時間、あるいは太陽が昇りきっている時間に、江ノ島海岸の東浜、場合によっては江ノ島の橋を歩く。

 江ノ島の写真を撮りながら、今日の江ノ島海岸の表情を確認する時間は、いくら過ごしても飽きない。

 江ノ島海岸を散歩しながら、ふと、モデルのローラの声が心の中で聞こえた。

 夢を見ている時、自分が別の世界に存在しているような実在感を持って夢を見ているけど、それは寝ているあいだは、別の世界に存在していることが認識できているということなんじゃないの? 南野は地獄・煉獄・天国の実在を信じているけど、おそらく、それら以外にも無意識の次元っていうのが存在してる。悪夢はだれだって見たくないと思うけど、南野の仕事の1つは無意識をキレイにすることなんだよ。眠りに希望を持つ人もいるけど、眠りが深くなると死ぬって医者が言ってたことがあったでしょ? 睡眠薬の過剰摂取で死ぬっていうことは、眠っている状態から意識が戻って来れなくなるから死ぬんだって。ZARDだけじゃないけど、眠れないことと神話をつなげて考える人がいるよね。人間っていうのは、神に近づくほど、意識が起きてくるってことなんだよね。要するに、天国では、睡眠はないってことになる。

 これはローラの声と、僕の思考が混ざった状態で聞こえたものなので、どこまでがローラの声で、どこまでが僕の思考なのかはわからないけど、こんなことを考えた。

 無意識の境地を美しくすること、地上で完全に夜も眠らずにいること、天国は女性と女性に共感的な男性が中心にいるということを地上に知らせること、天の法を変えて、女性に有利な天国を作ること、天国の中心に近づくことが完璧な結婚生活と関係があるということ、これらはイエス・キリストのミッションではなく、僕のミッションだということに気がつく。

 これらのミッションを達成するために、どのようにそれを達成すべきか、それにはどんな意味があるのかを考えなくてはいけない。

 余談だが、フィレンツェの郊外には、Asmanaアシュマーナというプールがある。

 そこで身体の上の方だけを出して、プールの中にあるイスに座って、バーカウンターでカクテルを飲んでいる女性たちの様子はマーメイドを思わせる。

 天国の神学、美学というのはわかる気がするが、描写の根拠づけは難しい。

 しかし、あのようなシュチュエーションはおそらく、天国にもあるんだろう。

 江ノ島海岸の人々が戯れている様子も、天国にあるかどうかはわからないが、天国に近い気がする。

 文学作品、写真のテーマはいくつもあるが、その中でも大きいのはやはり、美学的な意味で最高の結婚、結婚生活を描くことと、天国の美学なんだろう。

 仁美さんはいまだに、ZARDの坂井泉水と天国で喧嘩しているみたいだし。

 これらは精神的な意味での不倫と関係があるから、2人の仲がよくなることもあるかどうかわからないし、仁美さんはイエス・キリストとは仲がいいみたいだし、それだけでも安心だ。

了 

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