南野 尚紀
フィレンツェの観光ガイドを依頼して、ウフィツィ美術館、ダンテミュージアム、Novella薬局を回った。
最後には、ドゥオーモ広場の近くのバルでアスパラガスのリゾットを食べたり、ホテルの屋上の見晴らしのいいバルでウイスキーを飲んだりもしたんだけど、写真、撮り忘れたから、今回はグルメ情報はなしだ。
ウフィツィ美術館は、ボッティチェリの『Primavera』(『プリマヴェーラ(春)』)とか、『La Nascita di Venere』(『ヴィーナスの誕生』)が展示されてることで有名な場所で、ようやく行けることになってうれしかった。
これらの他にも、裁判所に飾ってあったとされる『Allegoria sacra』(『神徳の寓意』)の連作の一部、『Fortezza』(『剛毅』)もボッティチェリの作品で、これが観られたことでボッティチェリがよりわかった気がする。
ダンテミュージアムは、なかなか本に載ってないダンテの時代のフィレンツェの暮らしのようす、クイズ、ダンテの人生、フィレンツェのダンテの名所マップ、『La Divina Commedia』(『神曲』)の解説イラスト、ダンテの関係者、ダンテの逃亡マップ、ダンテの剣などいろんな展示があって、ダンテファンにはたまらない場所。
ダンテは作品を読むと、恋愛が好きな詩人のイメージを思い浮かべるけど、実際は政界のエリートでもあり、戦争にも参加した軍人でもあり、旅をして、知らない土地の宮廷で教師もしてた。
宮廷で教師をできたのは、多分、行く先々で自分の作品を見せたり、見識を話して、宮廷の人たちを説得したんじゃないかと僕は勝手に思ってますが。
僕はダンテとボッテチェリ、ほんとに好きだから、このふたつはまた来ることになると思う。
ダンテの石は、ヴェッキオ宮殿が建築されてるときに、そのようすをそこに座って眺めてた場所。
Novalla薬局は、世界でいちばん古い薬局で、せっけん、ホームフレグランス、香水、ボディーソープ、ボディローションなどが売られてる。
Novella薬局の店員にオススメされたホームフレグランスと、せっけんをおみやげ用に購入! 合計で51€なので、日本円レートで約8,160円。
観光客に人気のお店なので、15分くらいならびましたが、いいものが買えて最高な気分。
ウフィツィ美術館でも、ダンテの絵本が買えたし、ダンテミュージアムでも、ダンテの織り物が買えたから、ほんとにいろんな意味でいい1日だった。
このあと、ガイドの女性とバルに寄ったんだけど、あの絶景を写真に収めなかったのは失敗だったなぁ。
それにしても、ダンテミュージアムのレセプションで、若い女性が台に足を乗っけて、足も腕も組んで座ってたのには驚いたし、いかにもダンテが好きそうな女性だなって思った。
もちろん、僕も自信たっぷりで個性のある女性好きですけどね。
ダンテミュージアム
https://www.museocasadidante.it
Novella薬局
了
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