南野 尚紀
0.イタリア人の友達を作るためのツール、お教えします!
日本にずっと住んでると、ふつうだったら日本人と関わることが多いけど、イタリアに来て思うのは、やっぱり友達は大切だなぁってことで、いいと思える友達を作れるかは重要なことだった。
何回も同じレストランとか、バルに通うと、ウエイトレスとそれなりに仲良くなったりするし、そもそもイタリアは店先に立って、道ゆく人に「ボナセーラァBuonasera(こんばんは)」って、あいさつするのはふつうだから、行きつけの店の前を通ると、軽い会話をすることもある。
それでも、レストランとかバルのひとと、連絡先を交換して、ほんとの友達になるのは時間がかかると思うから、結論を言えば、アプリを駆使するのは割と話が早い。
というわけで、今回は、僕が実際に使ったアプリをみなさんに紹介するので、ぜひイタリアに来た時の友達作りに役立てていただきたいです!
日本で使えるアプリもあるので、これからいろんな国の人ひとと仲良くなりたいなぁってひととか、もともと国際交流が好きとか、外国語をしゃべれるようになりたいなぁってひとは必見かもしれません。
人生ってどこまでいっても、ひととひととの繋がりで成り立ってるのはいうまでもないから、どんなに仕事をしても、結婚に人生賭けても、友達は大切なんだろう。
目次
0.イタリア人の友達を作るためのツール、お教えします!
1.HELLO先生ドットコム
- 2.tandem
3.ロコタビ
4.meet up!
1.HELLO先生ドットコム
このサイトにはアプリはないけど、英語とかイタリア語とか、外国語を学ぶのに便利で、基本的には日本在住の海外のひとに語学を教わる先生を探すのに役に立つ。
神奈川県だったら神奈川県、広島県だったら広島県っていうふうに、地域を指定して、その地域に住んでいる海外のひとで日本語以外の言葉を教えられるひとを探すことができるサイトで、その中には日本語がペラペラなひともいるし、教育機関で仕事として英語やイタリア語を教えてるひともいる。
直接、カフェとかで会って教わることもできるけど、オンラインでのレッスンに対応してる先生も多いから、遠くに住んでいても、東京、神奈川で調べて、オンラインでレッスンを申し込むのもありだ。
英会話教室とか、イタリア語教室も世の中にはあって、あれはあれで、生徒とかイタリア人講師との交流会があったりするし、カリキュラムや教材がしっかりしてる。
その上にグループレッスンもあるから、それはそれでメリットもあるけど、一対一だからこそ、話せる回数もたくさんあるし、自分がこんなレッスンをしたいというとそのままレッスンをしてくれることもあるし、それ以上になんて言ってもレッスン料は安い!
僕は神奈川県在住のイタリア出身の女性で、英語をイギリスの大学で学んだひとに英語を習っているんだけど、一時間レッスン、三〇〇〇円で、しかも割と日程も組みやすいから、レッスンが毎回、すごく楽しみだ。
僕の先生は、イタリアに来てからも、これから紹介するmeet upっていう国際交流アプリを紹介してくれたし、イタリアに来てからの問題もLINEで相談すると、積極的に答えてくれるから、いざという時にも頼りになる。
このサイト自体は、四人の先生のメールアドレスを知るために三六〇〇円くらいかかるけど、僕はお得なアプリだと思った。実際にどう思うかは、あなた自身がいろんなアプリや教室を見て判断してほしい。
特にフリートークやライティングの添削をしてもらう場合には、最高だと思う。
通常、英会話教室のマンツーマン授業で受講料がこんなに安いってことは、ほとんどあり得ないから。
2.tandem
tandemはドイツの会社が作ったアプリで、国際交流や語学交換を目的としてる。
マッチングアプリとか、婚活のアプリとかと似てて、あれの語学交換バージョン。
積極的に海外の言葉を学びたいと思うひとがほとんどだから、友達感覚で話しながら語学を学びたいひとにはすごくいいと思う。
使い方としては、プロフィールを作って、検索機能でどんなひととつながりたいかの条件を入力して、アカウントを絞り込んで、いろんなひとにメッセージを送れるようになってる。もちろんメッセージが返ってこないこともあるけど、たくさん送るといいひとと巡り会えることもある。
このアプリでは、オンライン飲み会とか、オンラインパーティみたいなのを募集してるけど、僕は一対一の会話が割りに好きだから、個人にメッセージを送ってる。それでも、パーティは好きだから、いずれはそういうのもいいなぁって思ってる。
他にも旅行っていう機能があって、その土地の周辺に住んでるひとだけを絞り込んで、メッセージを送ることもできるし、僕もファッションデザインをイタリアと港区でやってことがあるっていう素敵で綺麗な女性と、ローマのカブール駅の近くのバルでお酒を飲んだけど、すごく楽しかった。
チャットとか、ボイスメッセージとか、オンライン通話とかだけじゃなくて、気が合うと会えるのがアプリの魅了でもある。
メッセージをやり取りしたひとの中に、メキシコシティ在住の綺麗なひとがいて、会いたかったけど、遠すぎて会えなかったのは人生の悔いの一つだなぁ。
月額が九〇〇円くらいかかるけど、たくさん使えば最高なアプリだから、ぜひ旅のおともにもどうぞ!
3.ロコタビ
ロコタビは、旅行先に住んでる現地のガイドさんを紹介するサイトで、イタリアとかドイツとかギリシャの旅行の際はこのアプリが役に立ちそうだし、現に、イタリアにいるときは役に立った。
プロフィールを登録して、登録してるガイドさんのプロフィールを見て、選ぶことができるサイトで、基本的にはローマとか、アテネとか、ベルリンとか、土地の名前で検索して、調べることができるから使いやすい。
ガイドの資格を持ってるかどうかは少し重要で、特に大きな美術館に行きたいひとは、ガイドの資格を持ってるひとをオススメします。
ガイドの資格があるひとだと、ガイドライセンスを見せて、長い列を並ばずに美術館の中に入れることもあるし、なにより美術に詳しいひとを選ぶといろんな話を聞くこともできるから!
僕はローマに長く住んでる、日本出身のひとにバチカン美術館のガイドを依頼して、6時間20,000円だったけど、最後、一緒に食事をした。
テルミニ駅の近くは観光客をターゲットにしてる店が多いから、セキュリティに注意した方がいいとか、ガイドの資格をとってもガイドの協会に年会費を支払う必要があるから、割と大変なこともあるとか、いろんな話を聞けてよかった。
僕は他にも、クラブダンテっていう語学学校の下見に行くために、ローマ在住の綺麗なひとにガイドを依頼してるし、ベルリンのガイドさんもよさようなひと、それでアテネも行っちゃうから、数人にガイドを依頼してる。
相場は六時間、約20,000〜30,000円。
レストラン代とか、美術館の入場料とかは別にかかるからそのことを考えて、予算を組むといいと思う。
単に、オンラインで相談に乗ってもらうだけもオッケーなひとがいるから、すごいサイトだ。
月額とか年会費とかはかからなくて、ガイドの依頼料だけで大丈夫。
土地に馴染んでないひとは、積極的にこのアプリを使って話を聞くことをオススメします。
4.meet up!
ハロー先生ドットコムで知り合った英語でフリートークしてる先生に、このアプリは教わったんだけど、このアプリはすごい。
世界各地でやってる国際交流パーティの情報が載ってて、中にはバルで開催されるイングリッシュパーティにも参加できるからうれしい。
僕も、先日このアプリ知ったばかりだから、パーティには一度しか参加してないけど、カブール駅の近くで開催されたイングリッシュパーティは楽しかった。
月額約800円で使用できるし、実際、僕が参加したパーティではワンドリンクをオーダーするだけで、他はお金がかからなかったし、いいひとがほとんど。
そのパーティは参加者が40人くらいいて、アジア人が僕ひとりだったのは、びっくりだったけど、マンガが好きなナポリ出身の男性にお酒をおごってもらったり、アートが好きなローマ人男性とピカソの話で盛り上がったり、フランス文学の教師をしている女性と文学の話をしたり、他にアイルランドの男性に街の話を聞いたり、盛り上がりまくった夜を過ごせた。
サッカーの話をしようと思って、ユヴェントスに在籍してたクリスチャーノ・ロナウドと、奥さんのジョルジョーナの話をしようと思って、「ジョルジョーナキレイですよね。クリスチャーノ・ロナウドの奥さん、知ってます?」って女の人に聞いたんだけど、「ポルトガルのサッカーのことはよくわからない」って言われちゃって、その前にもルーマニア人出身で、たまにLINEする女の人にも、「ユヴェントス好きなんです」っていったら、ルーマニアのサッカーの話をたくさん聞かせてもらえたけど、あんまり他の国のサッカーのことよりも自分の国のサッカーのことに触れてほしいってひとが多いのも事実みたいだ。
気が合ったひとには、インスタとかライン交換しようっていうと、交換してくれるひとも多いし、一緒に写真も撮ってくれるひともいる。
インスタのアクティヴィティを見てると、やっぱり共通の話題で盛り上がったひとほど、僕のポストをチェックしてくれてる。
僕は英語のリスニングがまだ完璧じゃないから、お酒入ってる状態で、いろんな国のなまりがある英語を聞いてると少し疲れはする。それでもいい思い出になったから、いずれまた参加するつもり。
今回はそんな感じです。
イタリアは日本以上に、コミュニケーション重視するから、ひとりでしゅんとしてると、あんまりいい顔はされない。
だから、仕事の電話なのかわからないけど、ウエイトレスとかがしょっちゅう電話してるのを見るし、テレビでも女性の司会者が、共演者の話を聞かずに、飽き飽きしたみたいな感じでスマホを眺めてるのをたまに見る。
こっちでは本屋に行ったら、文学ウェブサイトのつながりを作りたいこともあって、積極的に話しかけたり、サイトを見せたりはしてますよ。
友達との繋がりが人生を運命を変えることは、どこにいても、何をしてても、よくあることだから。
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了
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