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ヨーグルトフルーツグラノーラを食べながら思う、そういう運命なんだろう

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南野 尚紀 

 イタリアに来てから、価値観が変わって、考え方が変わったということはたくさんあるけど、その中の1つにこういったものがある。

 「そういう運命なんだろう」。

 これは一種の僕の中での流行語みたいなもので、単に流行だけでなくずっと続く可能性もあるんだけど、考えられないようななにかがあったら、そういう運命なんだろうと思うことにしている。

 自由業就労ビザはノマドビザと違うので、今の状況だと学生ビザしか取得できないということがわかり、これから学生ビザを取るために動くことになったんだけど、これも自分の調べ方が甘かったとは思えない。

 以前、調べた時は、そんな情報は出てこなかったし、大使館でもそんな説明は受けなかった。

 なぜそうなのかは、僕は勉強をすべきだということだと神が決めたからなんじゃないかと思ってるけど、それでは説明がつかないことも多い。

 だから結論として、そういう運命なんだろうということにしている。

 仕事のことも、早めにどうにかしたかったけど、どう工夫してもどうにもならない。

 だから、大学院でしっかり勉強をすれば、きっと大学で講師ができるだろう、それがダメでも自分で日本文化の教室を経営することはできるだろうと思うことにした。

 いろいろ考えたけど、自分は、教師、カルチャースクールの経営、作家以外には仕事はできないんだという結論が出た。

 前世のことを考えて出した結論だけど、わからない部分も多い。

 つまり最終的には、そういう運命なんだろうということに自分の中でなっている。

 今朝はヨーグルトフルーツグラノーラをカフェで食べた。

 5回は行っているカフェだけど、今まで、ヨーグルトフルーツグラノーラが気にならなかったし、そもそもダイエットのことも考えて、カプチーノを飲むためだけに入ったカフェだ。

 それなのに、なぜかヨーグルトフルーツグラノーラを頼んだ。

 リンゴ、ブルーベリー、ストロベリーの素材の味が十分に活かされていて、おいしい。

 ベリータルトとかもそうだけど、朝食はカプチーノと甘いものだけ食べて終わりっていう食文化が当たり前なのって、美しいなって思ってもいる。

 最近、甘いものをあまり食べてなかったから、導かれたと思うことにした。

 きっとそういう運命なんだろう。

 この前、コインランドリーで乾燥機の乾燥が終わるのを待っていた時に、お腹が空いたので、ポテチを買おうとしたんだけど、お金を入れて、ボタンを押しても、途中で詰まって出てこなかった。

 それもダイエットをした方がいいという神の意向があったのかもしれないけど、お金まで取るのかとは思う。

 でもそれも、そういう運命なんだろうと気持ちを切り替えた。

 生きていると、考えられないくらい理不尽なこともよくある。

 自分ではどうしようもないことを、責められていると感じる時などは完全にそうだ。

 それも今は、ダンテの『神曲 煉獄篇』の罪浄界にいるのと同じで、罪とも言えないような罪を償っている時間なんだろうし、それもまたそういう運命なんだろうと思うことにしている。

 意志でどうにもならないことは、自分の天命じゃないか、時間がかかることなんだろう。

 大学の講師がダメだったら、文学・日本文化・日本語を教えるオンラインスクール作るために必死で動かないとな。

 ウクライナが勝って、東ヨーロッパの時代が来れば、状況は変わるだろう。

 待ち時間にいかに考えて、いかに人生を楽しむかも大切だし。

 不愉快なことがあったら、とにかく甘いものを食べることにした。

 きっとそういう運命なんだろう。

了 

#南欧美学 #Southern Europa Aesthetics

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