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SienaのRebeccaはあたたかい本屋、結婚と仕事のために今はイタリアのやさしさに甘えて、静養しよう

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南野 尚紀 

 Firenzeにいて、ここ数日はじっとしていた。

 風邪を引いてしまっただけでなく、ずっと溜まってた疲れがどっと出て、これを我慢すると結果いつまで経っても疲れが取れないということを思ったので、集中的に休みを取ることに。

 音楽もLeyonaとか、小野リサとか、ZARDとか、聞き慣れたものだけを聞くようにした。

 SNSとサイトの更新は止めてしまうと、インプレッション数が下がってしまうので、更新を続けたが、布団にくるまり、ずっと結婚寸前まで行った女性仁美さんに、「仁美さん好き。仁美さん助けてー」とお祈りする時間を過ごす。

 せっかくイタリアに来てるのにもったいない時間だなぁ、と思いながらも、Firenzeに守ってもらってるからこそ、療養がちゃんとできるのだと感謝もした。

 食事は一度、作ったペスカトーレのリゾット、パルメザンチーズをかけられなかった分おいしくなかったんだけど、そこそこだなと思いつつ食べて、あとは、ずっとあったかいスープを飲んで、太らないように、静養を継続。

 ウェブサイトの管理・リニューアル業務の勉強、ならまだしも、その先の業務受託まで行ったら、集中的な休みは取れないだろうし、こっちの都合で納期は遅れられないということを思っているので、今のうち、じっくり休むと決断。

 大切なフォロワーのAyaさんが、イタリアでの生活の模様を書くとよろこんでくれるので、書こうと意気込んでたところだったが、なかなかそうはいかないらしい。

 ごめん、Ayaさん。生活のことしっかりして、生活のこと書きます!

Ayaさんがどんなふうにイタリアのことを書くとよろこぶか、しょっちゅう考えて生きてます。

 今日は重たい腰をぐっと上げて、ドクターのCaterinaに会うために、Sienaへ。

 Sienaにはシェラトンホテル一泊して、病院に行く。

行く途中に、Sienaにいた時に、お世話になって、これからも仲良くしたいと思ってる本屋Rebeccaに立ち寄る。

 オーナーは2人いるんだけど、今回はMartinaの方と遭遇。

 Martinaは病気の世話をしてくれた方の人じゃないので、僕のことを覚えてない様子だったが、写真を見せたら思い出してくれた。

 「言葉は大切な問題だよ」、「友達を作るためにここに来て」、「Rebeccaはあなたの友達」、やさしい言葉の数々、感謝しかない。

 アニー・エルノー、オルガ・トカルチュクの話もして、「僕はエッセイや詩を書いてるから、今度、読んで」と言ったら、快諾してくれた。

 イタリアでどう友達を作るかは、大きな課題だ。

 結婚もしたいけど、まずは友達、特に女性の友達だ。

 「語学学校で友達ができる」と話してる人もいたけど、「語学学校の友達はみんな帰国した」と話してる人もいて、実際、後者の話はリアルなのかもしれない。

 語学学校では、イタリア人の友達はできないのも事実だし。

 Speakeasyというイングリッシュパーティ、あれも今回来たら、なぜかイタリア語の話せる人のパーティになってて、英語で強引に話してもらったが、もし住めても、どうにか動かないと、SpeakeasyとRebecca以外の場所では、本当に孤立してしまう。

 あー、どうすれば、Firenze在住の欧米人と結婚できるんだろう。

 イタリア語を早くマスターして、好きな作家の読書会を開いて、気の合う人を探すしかないのか。

 自分磨きに関しては、仁美さんがどんな人を好きそうだったか想像して、その方向に磨いてけば、愛に偽りがないから大丈夫だって確信があるけど、出逢いだけは、エッセイに理想や想いを書きまくって、積極的に出逢いに行くしかないからなぁ。

 仁美さんと似てる人と、絶対結婚できると信じて、今夜も眠りにつくのみだな。

 おやすみ。Buonanotte. ボナノッテ。

了 

#イタリア #文学 #フィレンツェ #シエナ #本屋

#Italy #literature #Firenze #Siena #book store #Italian Relieving Life

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