南野 尚紀
あいつは金持ちすぎるのよ。
たまには束縛して my love.
私は医者としてあなたと話したいの。
運命の人と結婚すれば、病気は治るとプラトンが書いてた。
芸術や哲学は美しくものを見がちですね。科学的視点も、医学を考える上では大切なことですよ。
美しくないものはこの世の中に必要ですか?
美しくないものがあなたのようなキレイな人間を信じられないとしたら、それは悪なので、必要ないでしょう?
哲学とはそういうものです。
少なくとも僕はそう思っています。
「ウクライナ 義援金 戦争」で調べると、日本語では国連UNHCR、国境なき医師団、ユニセフが出てきて、国連UNCHCRはウクライナのことを散々ウェブサイトで書いておいて、振り込みフォームの少し上の方に目立たないように、アフガニスタン、シリア難民にもお金を使うというようなことがぼかされて書かれてるし、国境なき医師団のサイトは、悪と戦う正義の軍人に対するリスペクトがまったくされてない、現実をまったく見られないもので、実際に軍人によって難民も守られているし、存在論的な理由で人間がどう存在してるかを見れば一目瞭然、ウクライナの軍人はいいもので、僕はどうしてもウクライナの防衛に義援金を出したいと思ったから、英語で見つけたウクライナの公式サイトからウクライナの防衛に義援金を200万円、送ることにした。
西側のために代表として命かけて戦ってくれてるんだから、200万円くらい当然だろうと僕は思うんだけど、北朝鮮がロシアに軍事的支援を強めることで、戦況が困難を極めそうな中、石破は平壌との連絡所を日本に作るとか言ってるから、このクズは絶対に許さない。
石原慎太郎は脅迫されても戦ったのに、このクズは口では国防と嘯いて1つも戦う気がない。
なので、今日は横須賀の街をジョギングしながら、プーチン相手にシャドウボクシングをしつつ、ウクライナと日本の保守とイタリアの勝利を祈念した。
プーチンを相手にシャドウボクシングをやってるだけでは、祈念が足りないと思い、あることを思いつく。
にこるんと石原慎太郎が、プーチンと戦うイメージや、訓練してる様子を思い浮かべながら、ジョギングやシャドウボクシングをやるということだ。
具体的には、美人すぎて、埼玉の中学を不登校になったにこるんが、元世界チャンプの石原慎太郎のもとを訪れて、ボクシングを習い、街で絡んできた中学の奴らを正当防衛でボコボコにし、試合で勝ってプロになり、世界タイトルの防衛戦をプーチンと戦うというストーリーである。
にこるんが、縄跳び、ジョギング、シャドウボクシング、ボールをお腹にぶつけられるトレーニング、スパーリング、サンドバックとの格闘、テレビにプーチンの幻覚が浮かんできて、驚く姿、ブロッコリーと鶏のささみを食べて自分で作った弁当に手を合わせているシーンを想像して、最後、石原慎太郎がセコンドで「藤田―! 倒せー!」と叫んでる中、井上尚弥が試合でやったように、相手に顔面のガードを固めさせにいったところを、ガードの上から右ストレートで全力で殴って、ガードを突き破って、プーチンの顔面を潰すという戦法に出て、にこるんが勝利するというシーンを今日は思い浮かべた。
明日から、時々、YouTubeとかでボクシングの試合を見て、イメトレやシャドウボクシングのイメージを高めようと思う。
今日で最後の横須賀、あとは石原慎太郎の故郷、逗子の海辺のゲストハウスに泊まり、海辺を走ったり、歩いたりしながら、仕事をして、士気を上げながら、10月31日のイタリア行きに備えるのみ。
ホテルでは、やっぱりイタリアで、学者を目指すべきなんじゃないかと思いはじめた。
もし学者がダメでも、ウェブサイトにリンクさせて文化講座を作るにはいいし、日本語を教えるにも、英語に加えて、イタリア語はできたほうがいい。
僕は考えている。
文学、フェミニズム、保守は仕事としてもやるとして、ヒッピーと教師どっちを優先させたいのかを。
結婚は仁美さんに似てる人か、Caterinaに似てる人と決めているが、ヒッピーを取れば、旅が好きだった仁美さんみたいな人と、教師、学者をとれば、Caterinaに似てる議論が好きな学者肌の人と結婚することになるだろう。
今は仁美さんには申し訳ないけど、ちょっとだけCaterinaに揺れてる。
彼女にも言ったことあるけど、Caterinaと付き合って結婚したい。
彼女との結婚も甘美だろう。
仁美さんの方が家のことをしっかりやりたがるタイプだし、セックスにも積極的で、いつも人を安心させることを考えてるので、しあわせかもしれない。
でも厳しい議論や、同じよろこびや苦しみを味わったんだろうという絶対に近い連帯感はCaterinaの方がある。
Caterinaはいい。
僕が日本人なのに、イタリアに住み、日本文学のイベントとともにイタリア文化を日本人に紹介するサイトを運営し、イタリア人にイタリアや南・東ヨーロッパの文学イベントとイタリア人に都合のいいように日本文化を表現し広め、イタリア文化の独自解釈を表現するサイトを運営し、イタリア語を勉強して、イタリアの大学の教師になり、イタリア語の父・ダンテの研究をし、ダンテの講座をやって、ダンテの研究本と南欧美学というイタリアに学んだ美学の集積を本にし、イタリア国籍を取り、イタリア人であるCaterinaと結婚したいと彼女に話したら、イタリア人であるCaterinaはなんて言うだろう。
バカみたいっていうだろうか。
いつも夢見ていた気がする。
ベッドの中で、僕が2歳の頃から、思いを寄せていたZARDの坂井泉水への想いがCaterinaへの想いと重なって、溶け合って僕の心の深いやすらぎになっていく。
いつもいじっぱりだけど、説教するのは好きで、「質問はある?」と医者として聞いてきたCaterinaに、「彼氏はいるの?」ときいて、恥ずかしそうに怒ってる姿、いつも腕を組んで僕になにかを教える素振りは僕の理想そのものだった。
フィレンツェ人のピノッキオは、あのあと学校に行って、学者になって、女神様と結婚するんだろうか、とかDanteは古代ギリシャのエレクトラをローマの祖だと『帝政論』で書いてるそうだが、Danteはラヴェンナで彼女に似てる人に会えたのだろうか。
あいつは金持ちすぎるのよ。
たまには束縛して my love.
私は医者としてあなたと話したいの。
運命の人と結婚すれば、病気は治るとプラトンが書いてた。
芸術や哲学は美しくものを見がちですね。科学的視点も、医学を考える上では大切なことですよ。
美しくないものはこの世の中に必要ですか?
美しくないものがあなたのようなキレイな人間を信じられないとしたら、それは悪なので、必要ないでしょう?
哲学とはそういうものです。
少なくとも僕はそう思っています。
Caterinaには11月に会う予定になってる。
結婚でなくてもいいから、ずっとそばにいてほしい。
了
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