東京都出身の作家。
代表作『金閣寺』、『花盛りの森・憂国』、『英霊の声』など。
日本の保守作家の先駆で、石原慎太郎とも交友があった。
楯の会という自衛隊に代わる軍隊のような組織を作り、自らも訓練に参加。
ボディビルディングや剣道が好きで、徹底して愛好した。
僕自身は、三島由紀夫の作品では、「海と夕焼」が好きなのだけど、「蘭陵王」という楯の会での訓練のことを含めて書いた作品、神妙な雰囲気に包まれた神社で英霊たちの声、平和が行き過ぎるとだれを信じていいかもわからない、仲間同士で疑心暗鬼になったまま生きた心地もしない状態で、生きながらえるようになるということなどを聞く「英霊の声」、「アドルフは芸術家」と言われ、政治芸術家として振る舞い、仲間に見守られるヒトラーの様子を描いた「我が友ヒトラー」、精神科医のもとに、過去の性的な悩みや絶望をうちに抱え、それを解消してほしいと尋ねてくる淑女の話「音楽」、この4つは事情があって、途中までしか読んでないんだけど、大好きな作品なので、ぜひ読みたいと思ってる。
山中湖の三島由紀夫記念館にも行ったことがあるが、広々としてよいところなだけでなく、三島の直筆原稿などもあるので、ご興味ある方はぜひ。
三島由紀夫研究会は、見学に行かせてもらおうと思ったんだけど、入会をストップしてて、問い合わせも受け付けてない様子なので、講演会を見学できなかったのは悲しかった。
毎年、三島由紀夫の命日である11月25日には、憂国忌を行っていて、三島由紀夫の意思を継ぐ人たちで三島由紀夫の墓をお参りしているそうだ。
YouTubeにも動画が残っていて、英雄的な死について話したり、戦後民主主義がいかにだらけていて、意味のないところでばかりがんばっているかを話したりしているが、理論的な話ができる作家としては、日本でトップクラスなのでぜひ。
三島由紀夫研究会ウェブサイト(スマホ以外のデバイスでは、リンク先の画面に移動しないようなので注意)
https://mishima.xii.jp/index.html
三島由紀夫研究会公式Xアカウント
https://x.com/yukokuki
三島由紀夫文学館