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心の中に、三島由紀夫の声が降りてきた 精神的な邪気を打ち払うための言葉

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南野 尚紀 

 昨夜、将来僕が経営し、一部、講師にもなるであろう、カルチャースクールの計画を湘南で練っていた。

 日本語・英語・日本文化・文芸創作のスクールをフィレンツェに作る計画だ。

 具体的には、日本語を僕、フィレンツェ在住の日本人、日本語ができるイタリア人で授業し、英語が話せるフィレンツェ在住の人が英語の授業をし、日本文化は僕が三島由紀夫、村上隆などを中心に、日本の文化の真髄について話す、そして、文芸創作は僕が作家として結果を出せれば、僕が授業をし、そうでなければ、イタリア人の講師を雇って、スクールのコンセプトなどを僕が伝えて、オブザーバーとして参加し、エッセイ、小説、詩、イタリア語・英語の俳句の創作の指導・合評会を行う。

 以前、日本でやっていたコトノハ文学教室という、文学教室でウェブサイト作ったことにより、集客などのノウハウを得たので、それを活かして経営を行うということをベースにするという計画もある。

 なので、実際に重要なのは、具体策ではなく、哲学・コンセプトだと思う。

 その時に、イタリアの中で、日本の文化というのはOne of themでしかないし、その中でも日本文学を中心とする日本文化の真髄も、その中のOne of themでしかない。

 そうなると、必然、フジヤマ・ゲイシャ式に、Haiku, Mishima, Takashi Murakamiのような、イタリアでもメジャーなものを中心に教えるということが重要になってくる。

 三島由紀夫はイタリアの大きな本屋で、新・旧聖書、ホメロス、ダンテなど、歴代の文学の本が並んでいる中で、平積みになっておいてあることがよくあるので、本当に高い評価を得ているのだろう。

 知り合いにも三島由紀夫の話をしていた人がいたし、文学好きだったら、必ず知っているレベルなのだろうと思う。

 三島はインターナショナルで通じる保守だし、日本の精神を知る上では必要不可欠で、イメージとしてもウェブサイトに、三島の画像を載せることは重要なことになるはずだとその日、強く感じ、三島の授業は大々的に授業でやろうと心に決めた。

 その日の夜、不思議なことに、三島由紀夫の夢を見た。

 三島が運転する車に乗って、文学仲間だった中野さんの小説を褒めて、「三島がお前の作品より評価してたと伝えるといい」と僕に伝えて、それを中野さんに伝える夢だ。

 その日の早朝、5時に起きた時、三島由紀夫の声が心の中で聞こえた。

 時間の過ぎ方がおかしいことがあるだろう。場所の移動もふつうでは考えられないくらいすることがある。それはふつうの人間が捉えられる時間と空間の感覚をもう超えてるという証拠であって、思考、言葉、夢、イメージもそうだけど、神がふつうでないことを理解して、天分を与えてくださっているんだ。お前は、俺が動画で話した、天皇を人間化してから、日本は神の国から遠ざかったという話に深く感銘を受けていただろう。お前の才能は神学、恋愛、無意識的な直感を混ぜることにある。イタリア人は自分に誇りを持っているだろう。だから、自分が嫌いなものでも、言葉上、平気で肯定することがあるんだよ。日本人の中には、お前の自信をどんなやり方を使っても潰そうとする人間が山ほどいる。神からの才能を開花させることができる人間の自信を恐ろしいと思っている人間が、自信を狙ってくるんだ。日本人の中に、才能もなにもないのに、なぜか自信だけはある人間がいるだろう。あれは天分がある人間の自信を潰すために、悪魔が力を与えた人間で、天才を常に見張って、集団で潰そうとしている。その人間が直接、動かない場合もあるが、そういう人間が人の自信を狙っている時の全体、主に目を見ると、目が濁っているし、切れ長の目をして睨んでいるのがわかるんだよ。悪魔の声を消す方法は、古代からある。プールによく入っているけど、プール、海、山は、邪気を払いのけるのに、最適だ。古代からない邪気を払い除ける方法は、その場限りでしかない。現代アート、作家で、精神病を隠さない人間がいるだろう。あれは邪気を払い除ける古典の方法を取らないと、そうなるんだよ。他にも気づくだろう。祈りなんだよ。お前の好きな仁美さんの声を聞いている時に、なぜか悪魔の声が完全に消えていることがあるだろう。あれはお前の信仰や祈りが神通力のように通じた証拠なんだよ。だからお前はカトリックに入信した方がいい。お前も自分でそのことを小説に書いているし、タブッキもそれを小説で書いている。プール、海、山、運動、祈り。これで悪魔の声を消すんだ。イタリア語だけは真剣にやって、悪魔の声を消す活動に集中しろ。他のことはその後、やった方がいい。インターナショナルな保守だと評価してくれて、ありがとう。イタリアでも俺のこと、広めてくれ。作家にはなれる。

 三島の声が話していたことは本当だろう。

 僕はこの話を真剣に聞いて、邪気を払い除けてから、イタリア語、英語、将来の自分の仕事の準備、執筆、結婚の準備に集中しようと思った。

了 

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