南野 尚紀
黄色く色づいた大きなイチョウの葉が地面に落ちて、アスファルトの道に絨毯を作っている今日この頃。
ウェブサイト作りがひと段落つき、疲れがどっと出たのと、ずっとイタリアに住むために動いていたので、環境の変化、人付き合いのアップデート、いろんなことがありすぎて、なんとなく感覚がまだ状況についてきてないので、ひとまずの休養をしながら、やるべきことをしっかりやってるという日々。
せっかくFirenzeに来たのに、後半は観光もせず、スーパーに行ったり、夜の散歩をしたり、読書、執筆、ウェブサイトの更新、料理など、そんなゆっくりな生活をしてます。
こっちのネスカフェのカプチーノがおいしくて、鉄なべで沸かしたお湯を入れて飲んでます。
鉄なべで入れた方がいい匂いがするって思ってたのもあるけど、モデルのローラがInstagramで、「鉄なべを使ってお湯を沸かした方が、人間や地球に不足してる鉄を摂取することができるそうです」と言っていたので、鉄なべのお湯でカプチーノを飲んでます。
早くウェブサイトデザイン、コードの勉強をして、新しい仕事に取り組みたいなぁ、でも今それをスタートして、挫折するのはあまりにも厳しい、ということで、様子を見つつ、日々を過ごしてます。
この前、オブラーテ図書館に行ってきました。
私立図書館で、もともと修道院だった場所をリフォームして、図書館にしたのだとか。
前庭も立派だし、中に入ると、ちょうど講演会をやってるようで、隣の部屋では拍手喝采、イタリアってこういうディスカッションに対する熱がすごくていいんだよなと思いつつ、レセプションで「入っていいですか?」と聞くと、ふつうに「入っていい」とのことでした。
ローマ国立中央図書館とか、イスタンブールの図書館は、パスポートを見せたのですが、こっちなにもなしで入れる様子。
本がたくさんあり、建築の本、アートの本、文学の本など、いろんな本が並べられていて、カフェもありました。
イタリアの図書館は、デスクワークや勉強をする人も来ていて、大勢の人がパソコンや本に集中していました。
僕がなぜここを訪れたかというと、先日、千鶴さんというFirenze在住の女性に、「オブラーテ図書館なら、文学サイトの求人広告を置いてもらえるかも」という話を聞いたからです。
実際に話してみると、レセプションの女性はすごく美人で、聡明そうな女性で、彼女は「20、30部持ってきてもいいけど、バルの方が目立つかも」と話していて、うれしいと思いつつも、ライターを雇うなら、やっぱりネット広告の方がいいかなとか、考えてる状態。
千鶴さんの話では、イタリアでの人間関係は、コネが重要とのことでした。
「図書館でも読書会の広告は貼ってあるし、ダンテの協会もあるし、イタリア語を早めに覚えて動かないと、結果、馴染めないでずっとこっちにいることになる」と、話していて、僕も上京したばかりの頃、動かないとどうにもならないということがよくわかって、大学以外の習い事などに足を運んだことがあったことを思い出して、あれ以上にイタリアは動かないとなにもないのかもな、と考えています。
千鶴さんは熱心に、「ダンテのことしゃべってる大学教授のPodcast、イタリア語できるようになったら聴くといいよ」と言って、Podcast紹介してくれたり、イタリア文化の情報を発信してるメルマガを教えてくれたり、本当に至れり尽くせりでした。
SienaのRebeccaも、イタリア語ができるようになったら、文学活動の軸にしようと考えていますが、もうひとついい縁がある集まればいいなと思ってます。
21歳くらいの頃から、お世話になってる小野リサはFirenzeでも聴いてます。
小野リサの『Nana』は「ナニャー」って読むそうですが、安心しますよ。
Firenzeでの文学活動、文学生活がうまくいきますように。
了
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